一級の文化財と海の幸:滑川・魚津の文化財巡り・おおかみこどもの雨と雪のモデルとなった木造校舎。
富山市内(9:00)==滑川宿場回廊瀬羽町/散策(9:40~11:00)==
加賀藩の宿場町として人の往来や物資の流通で賑わっていた滑川市瀬羽町。静かで落ち着きのある街並みで、賑わいの拠点も存在する、独特の佇まいがある町並みです。
古くは立山登山者に利用されており、宿場町を起点にして立山へ続く登拝道は、「信仰(立山の山岳信仰)の道」と呼ばれていました。明治期には最大で251件の商売屋があり、昭和に入ると「滑川銀座」と呼ばれるほどの賑わいを見せました。
その当時の賑わいの名残として残る〝旧宮崎酒造〟は重厚な造りと太い梁が見事で、旧宮崎酒造を含めとして複数の建物が文化庁指定の登録有形文化財に指定されています。
※現在の商店街には旧宮崎酒造内にある「アガ〜リcurry」(ココナッツチキンカレー、他スパイスカレーが人気)、その他にも季節のフルーツを楽しめる、ハンモックカフェ「アマカ」、古道具「スヰヘイ」、古本「いるふ」などの人気店あり、古いものと新しいものが調和する町として注目されています。
===滑川田中小学校旧本館校舎見学(11:10~12:00)===
県内最後の木造校舎、国登録有形文化財指定の滑川市田中小学校旧本館校舎。通常は非公開ですが、観光協会を通して申し込むと内部見学が可能です。ノスタルジックな木造の教室は、年配の方には懐かしい思い、若い方には新鮮に映ると思います。
お申し込みは 滑川市観光協会 https://namerikawa-kanko.jp/
内部では上市町出身の細田守監督のアニメ映画「おおかみこどもの雨と雪」のモデルになった中央階段や、校長室などを見学できます。
貴重なもので、昭和22年に昭和天皇が北陸巡行の際にお休みになった〝貴賓室と椅子〟があります。
おすすめオプション ご希望の方に〝滑川湾岸クルージング〟
道の駅なめりかわウェーブパークから出発します。https://hotaruikamuseum.com/cruise
(10:00~15:00の間毎時00分に運行します。おひとりさま1,200円)
標高3,000m級の立山連峰、北アルプスを富山湾から眺める高速船クルージング。山から海まで高低差4,000メートルと言われる、富山県特有のダイナミックな自然環境を海上から一望できます。
======魚津市内/昼食(12:30~13:30)=======
おすすめグルメ(人数に応じてご紹介します)
・ほたるいか(天ぷら・刺身等)・バイ貝・ベニズワイガニ(高志の紅ガニ)・幻魚(天ぷら等)・浜の漁師料理バイ飯(バイ貝の炊き込みご飯)など。
★おすすめ①海の駅蜃気楼 浜焼きコーナー http://www.shinkirou.jp/
魚津港の鮮魚を炭火で焼き、熱々で召し上がっていただけます。ほっけ・あじ・甘エビ・はまぐり・ほたてなどの入った浜焼きセットメニューの他、紅ズワイガニ・岩ガキなどの季節限定のメニューもあります。
※平日は団体+セットメニューのみのため、事前にご相談ください。
★おすすめ②日本料理 海風亭
魚津駅前にある日本料理店。創業は1908年の老舗です。富山産コシヒカリや魚津のその日の美味しいお魚を提供しています。
下記画像 日本料理海風亭ホームページより引用 https://minamikan.com/kaihutei.php#
海鮮丼:ハマチ・マグロ・いか・サバ・アジ・タコ・カジキ・すじこ等
焼き物:地魚(はちめ、カレイなど)
定番のコース 海の膳 3,800円
![](http://chubu-kanko.jp/t/wp-content/uploads/2021/05/meal_01.png)
====魚津市:米騒動発祥の地見学(13:40~14:00)====
旧十二銀行米倉、日本の近代史において大きな事件である米騒動に関する遺跡です。(当時の建物が現存するケースは旧十二銀行米倉の他にはありません。)https://www.info-toyama.com/spot/51084/
※内部は通常非公開となります。(見学の事前申し込みが必要です。)
★おすすめオプション②ご希望の方のみ! 魚津市の産業観光
オーアイ工業 ※基本的に平日のみで要予約です。https://oai1887.com/web/html/
1887年に魚津市で創業。日本の代表的なストッキングメーカー。立山連峰の雪解け水などの〝豊かな水環境〟を染料に活かして質の高いモノづくりを行っています。本社には製品を紹介するファクトリーショップも併設しています。
=====魚津埋没林博物館/見学(14:10~15:00)======
特別天然記念物に指定されている魚津埋没林は、富山湾の神秘、特異な自然の力によって存在しています。
魚津市観光協会 https://uozu-kanko.jp/library/maibotsurin-hakubutsukan/
地下に埋まった埋没林は、富山独自の自然環境から生まれる〝天然の地下水〟によって海水や細菌等から守られて、〝2000年前のスギの原生林〟が腐らずに残っているという、自然の神秘を目にする事ができます。
テーマ館の2階ハイビジョンホールでは、日本海側最大級の300インチハイビジョンスクリーンで大画面に映し出される迫力の蜃気楼や美しい魚津の自然の風景をご覧いただけます。
★おすすめスポット② カフェKININAL(キニナル)
カフェ「KININAL(キニナル)」フルーツ丸ごとの中に、クリームなどが入った新感覚スイーツで見た目も鮮やかです。埋没林博物館の入口で営業しています。
===海の駅蜃気楼(15:20~15:45)==富山市内(16:30着)
魚津は昭和27年、竹製のかに籠を発明した【かに籠漁発祥の地】です。また、江戸時代以前から蜃気楼の名所として知られる場所でもあり、蜃気楼展望スポットがあります。
隣接する魚津港で水揚げされたものが並ぶ海鮮市場のおすすめは、寒ハギ・やりいか・白えび・紅ズワイガニ等です。