3月27日(土)(一社)地域観光マネジメント(協議会代表企業)主催の募集型体験ツアー当日の様子
SDGs目標8 働きがいも経済成長も(地元の食習慣と文化をあらためて周知することで、持続可能な食文化を形成し、観光業などを通して持続可能な地域づくりにつなげる)
ターゲット8.9
2030年までに、地方の文化や産品を広め、働く場所をつくりだす持続可能な観光業を、政策をつくり、実施していく。
SDGs目標14 海の豊かさを守ろう (地域に豊かさをもたらす漁業の持続可能について考えるきっかけとする)
ターゲット14.7
2030年までに、漁業、水産養殖及び観光の持続可能な管理などを通じ、小島嶼開発途上国及び後発開発途上国の海洋資源の持続的な利用による経済的便益を増大させる。
晴天に恵まれたツアー当日、参加者を乗せたバスが水橋漁港へ到着します。たくさんの漁師さんたちに出迎えていただき体験ツアーがスタートしました。
先ずは水橋漁港の中で定置網漁の解説と、水橋の魚の生息状況などを動画を使って説明いただきました。壁に掲げられた大漁旗が良い感じです。
次は大好評だった〝ほたるいか〟見学会です。春限定の企画ではありますが、水槽で近くで見られるほたるいかは、とてもかわいいと好評でした。少し分かりにくいですが、室内照明を消すと青く光る様子も見学できます。
写真では分かりづらいですが、青く光っています
さて次は富山県独自の漁法、定置網漁の仕組みについて解説です。海に設置した大型の網に、自然に魚が入ってくる定置網漁は、なるべく魚を傷つけずに獲ることができ、それによって魚の味を落とさない、とても大掛かりで工夫の凝らされれいる漁法です。
定置網漁の疑似体験を行った後は、実際に朝獲れた多種多様な魚たちをご覧いただきます。普段よく見かけるアジなどの魚から、ちょっと珍しいフグやホッケ、そして魚の王様の鯛まで様々です。この魚たちは私たちの食卓へ様々なルートを通って届けられることになります。
クライマックスは漁船に乗船しての実際の定置網漁の見学です。これは今回のツアーの特別企画で、貴重な体験です。漁船で外海へと繰り出し、ミニ定置網漁(小さい網を使う)を体験します。
本日はお疲れ様でした!体験が終わった後は換気のしっかりできる、漁港内の特設会場でほたるいかランチです。あんなにかわいいほたるいかを食べるのは少し気が引けますが、やはり旬の間に美味しくしっかりいただく事は大切なことです。漁師さんの仕事を見て、旬の美味しい魚を食べていただき、魚を好きになってもらうことは、持続可能な漁業のための第一歩と言えます。
今回の企画を機に、海の豊かさを守ること、海をよごさないことの大切さ、地元の魚を食べることで漁業を守るための一助となる事などを考える良い機会となりました。